現光寺 松尾芭蕉句碑

前回はあの有名な正岡子規の句碑をご紹介いたしました。

今回はもう一人、皆さんも一度はこの方の名前を聞いたことが有るでしょう。おくのほそ道で有名な松尾芭蕉の句碑をご紹介します。
芭蕉もまた源氏物語との関わりを求めてこの寺へ訪れました。


見渡せば
   ながむれば見れば
            須磨の秋



芭蕉は源氏物語の主人公、光源氏が、この地に侘び住まいした際にみた須磨の名月を見てみたくてこの地を訪れたそうです。
しかし芭蕉が訪れたのは春。光源氏が見たと言われている月は秋の月で見ることができなかった、無念さを詠んだ句です。
また、この句は三段切れの名句と言われています。
(三段切れとは、三句体の5・7・5がいずれも切れたかたちになり、ばらばらな印象を与えてしまう形式です。普通は禁じ手とされています)


作者:松尾芭蕉
江戸時代前期の俳諧師。蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風を確立し、俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人です。

源氏物語を追い求め、松尾芭蕉が訪れた現光寺。
是非一度脚を向けてみてください。